2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

彼岸花

あひるを読み終える。 本棚に文庫本を置いて、リビングのごろ寝マットレスに横になる。 アマゾンプライムビデオで映画を見る。 中東のテロリストをFBIがやっつける。 その間に何度か眠った。 心がそわそわする夢を見る。 目覚めた時、夢の中にいるのか、…

きらきら

高校生の頃、音楽のフェスティバルというものがあると知って、憧れた。すごいミュージシャンが集って一日中ライブをやって過ごすのだそうで、見に来る人々はみんな音楽が大好きで、野っぱらを歩き回ってビールを鯨飲したり、見知らぬ者同士肩を組んで歌った…

あぐねリリース

なんかのサイレンが町を満たす東京。その朝の光は故郷の窓から見た光と同じこともある。 モンゴルの草原の空と、荒川の河川敷の空は、実は繋がっているんだなと当たり前のことを当たり前のように感じられてうれしい。 僕が一番好きな俳句は種田山頭火さんの"…

残暑

いつもの散歩道です。 今日は空の青さが、目に痛いくらい、おかしなくらい鮮烈でした。

ものを綺麗にすること

机の横にシンセサイザーが置いてあって、それはもう長いこと埃をかぶっており、なんかの遺物のようになっていて、金属製の足元には本や書類やチラシや思い出や、わけのわからないものがたくさん集って集落を形成していた。それを創り上げたのは誰あろう僕、…

月休映行

月休映行。 昼寝坊して、起きてみると窓の外はもうすっかり晴れておるようで、台風が通過してしまったのでしょう、早朝は交通機関が乱れて大変だった気配がありましたが、いずこからか蝉の残党の声も聞こえていたりして、もうすっかり平静平穏のようでしたか…

白猫

強い雨が降っていて、僕は傘を忘れた。 駅からの帰り道、マンションの影や、木の枝の下を選んで歩いた。 赤信号を待つ時には、営業を終えた歯医者の前で雨宿りした。 雨の中に進むと、頭と肩に、雨粒のわずかな重みを感じた。 暗い道を、車のヘッドライトが…

腕時計が壊れていない

いつも腕時計を置く場所がある。 ノートパソコンの横。デスクトップパソコンと、本の山の間の狭い隙間。 その隙間に腕時計を置くことにしようと決めたわけではないのに、帰宅して着替えをする流れで外した時計を、いつもその場所に置いておく。意味も害もな…

漂流

琥珀を擦ると軽い物を引き寄せる謎の力が発生する。まるで神話のようだったから僕は神話の世界に住んでいる。 最初に静電気をみつけた人は、おそらく驚きすぎて手に持っていた琥珀を取り落して少し逃げただろう。ちょっと叫んでしまったかもしれない。そのま…

新しい本屋さんを現す

夜、訪れたことがない本屋さんの看板が白く赤く灯っている、矢印は左向きで、ビルの中に吸い込まれている。威圧感のあるビルの、トンマナ合わせた格好と感性を、僕は持ち合わせていない。ポケットの中のスマートフォンは、なんだか埃っぽいし、髪の毛も照っ…

退屈をしよう

獣と俳優と宇宙人が、三本の糸のように撚り集まって僕が出来ていた。 会社から帰って来る時、ひどい疲れを感じている。このところ疲れはピークにあり、重力が倍になって目に見える世界はぐるんぐるん回っていた。正体不明の憎悪、出処のよく分からない怒りが…

マシュマロのお返事

マシュマロをいただきました。 『ガラスのくつ』に対するコメント、あるいはアンサーだと解釈しています。 ガラスのくつを書いて良かったなあと思いました。僕が欲しがっていて、諦めたものが、このマシュマロに含まれているような気がしたので。 美しくて儚…

教え

最後の講義『みうらじゅん』「もし、今日が最後なら何を伝えたいか!」 とてもおもしろく、勉強になってしまう。 なんならすこし、生きるのがたのしくなってしまう。

ガラスのくつ

ガラスのくつが欲しいのに、ガラスのくつの楽しみ方がわからないことに気がついた。 それはおそらくとてもうつくしいもので、はかなく、高貴だ。 しかし、それだけなんだものな。 ガラスのくつを履いて、旅にでも出たい気分で、それはガラスのくつの本当のこ…

池袋のめまい

あわただしく炎天下を歩き回っていた。バスが出るまで1時間。その間に駅で定期券を更新し、ブックオフでスッタニパータを手に入れ、銀行で預金残高を確認し、コンビニでモンスターエナジーを買わなければならなかった。多忙だった。多忙たらしめているのは…