居場所と再生

居場所というのは探すものではない作るものだ、とどこかで読んだか聞いたかして甚だ曖昧であるのだが、トニカク居場所は作るものらしく、創作物であるらしいのだが、己が身を振り返ってみて仮住まいでも居場所というものを与えられ、そこに仮初の居場所を作…

ありがとうの気持ち

ブログの記事が賞を頂きました。 審査頂いたはてなブログ編集部の方々、ホンダアクセスご担当者様。 ありがとうございます。 貴重な賞を頂きまして、大変嬉しいです。 記事を読んでくださった方々、スターをくださった方々、ブックマークしてくださった方々…

ありのままの日曜日

激しい震動が枕の脇から響いてくる。反射的に目を覚ましスマートフォンをひっつかむ。 知らない番号が表示されていた。氷山に閉じ込められているマンモスくらい知らない。もしかしたら誰かが、とても大事な用で電話をしてきてくれたのかもしれないから、戸惑…

全てを失ったぼくの大人の時間をとりもどすこころ日記

ざっくばらんに

『よい小説』 その作家さんの言葉はよい意味でとても下品で下ネタもばんばん飛び出し、高尚なところが全然ないし、登場人物は貧乏で明るくて騒がしくて一生懸命で、等身大の作風はリアルではないかもしれないプロットを飛び越えて、この日本のどこかにいても…

げんき

心と体が元気なうちに、やっておきたいことがたくさんあるんだぞう。 一日の元気はランダムで一定では無かった。今日は元気でも明日は半死半生かもしれなかった。未来は未定だし過去は助けてくれなかった。僕は僕に問いかける「僕は元気ですか。」「はい、僕…

インターネット

ハイスコアガールが見たいと思った。 アマプラで見られるのか調べてみるけれど配信はない。 youtubeでOPくらいは見れるだろうか。調べてみる。 www.youtube.comハイスコアガールのOPかと思ったけれど別物だった。 けれど異様に素晴らしい。これは一体なん…

リラックスルック

帰宅してカーテンを開けますと、部屋の空気やファブリックがすうすうと殺菌される気がしました。南極に花が咲いたような気がしました。机の上に重ねてあったお菓子をひとつ手にとって、真っ赤なパッケージを破ると、芳醇な甘い香りがいたしました。幽霊は寝…

母とドライブ

母の車には、何故か女子十二楽坊のアルバムが積んである。 女子十二楽坊は、ずっと前に流行った中国のインストバンドで、雄大な大陸を彷彿とさせるメロディーとダンサブルなリズムを組み合わせた楽曲でお茶の間を虜にした。 まさか2020年になってその名…

バーチャルポエム

蟻という昆虫がいる。小さな黒い虫で、だいたい1センチくらいの大きさだ。とても力が強く、自分の体重の25倍ほどの大きさの物を引きずって移動できるらしい。人間で換算してみると、体重50kgの人が1250kgの物を引きずって移動できることになる…

減らす

部屋の模様替えを行い、うたたねをするようになる。 うたたねの効果は折り紙つきで、そういえば今日は勤務中に隣に座った小河原さんと会話をした。 その時に食べていたバレンタインデーのチョコレートは、どこかの会社の総務の方が、ポストイットにメッセー…

祭と海

お祭りの後は海に行こうと提案した後、若干の後悔を覚えた。 否定されるのではないかと不安になったのだろう。 でも寒いですよ。と言った。海風が吹いていますし、今日は気温が低いから。 風の強さや気温の高低が社会的な価値観の上で障害になることは承知し…

うたたねの日記

模様替えをしたはずみで買った新しいマットレスが届いた。 巨大なダンボール箱に、ぎちぎちに詰め込まれたやわらかいはずの寝床は、ぺしゃんこに潰れて固く、不安を煽る薄さで小さくなっている。 真空状態でマットレスを包む分厚いビニール袋を破ると、すっ…

本棚の日記

午後を少し回ってぼうっとしている。 今日は何をするべきか考える。 見たい映画があるから(昨日も行ったけれど)映画館に行くべきか、それとも散歩しながら読書しながら撮影でもしようか、それか家にこもって読書をしようか。 色々考えた末、部屋の模様替え…

スターウォーズと豆の日記

月曜日が休みの日は映画を見に行くことにしている。 バスの待合所にはお年寄りが並んでいる。 中華料理店が軒を連ねる大通りのバス停。発着時間を知らせる電光掲示板を見上げると3分後に目的地へ向かうバスが来るようだ。財布から五百円玉を取り出し左手に…

日曜日の日記

日曜日はいつもひとりだ。 朝の業務が終わった職場にひとり残され、モニタに映る変化のないプログラム群を眺め書類Aに状態を記録しクリップボードを所定の位置に戻し、ブルーライトを発散させる108個のモニタ群から目を守るためにまぶたを閉じる。 頭の…

最強の日常の日記

王子様とお姫様は幸せに暮らしました、の暮らしました部分が、今ここ。 見上げても見下げてもきりがないので、日常は最高で最強でした。 面白い映画の話とか、きれいな花の話などをする。 早朝5時30分、町で一番の札付きのワルのカラスが道路の真ん中でな…

好きなことの日記

昼寝坊して起きた途端にゲームをする。『十三機兵防衛圏』は話題になっているゲームで体験版をダウンロードしている間に洗濯などをして休日であった。 少年少女、巨大ロボット、SFは鉄板だけれど現在流の作品はどうなっているのか僕は疎い。 プレイしてみ…

僕がミュージカルだったらの日記

今日も天気は晴れ。陽射しがぽかぽかしていて春の足音近し。 もし僕がミュージカルだったらかばんを振り回して躍っているね。 中華料理店の隣に居を構える白犬は、住まいの隣で渦を巻いて寝ていた。 昨日よりも確実に人々は薄着になっている。その適応力は、…

あたたかい日の日記

16度の陽射しが降り注いでいた。 1月29日はまだ冬で、町を往く人々の外套は分厚い。 しかし、道端のアスファルトを突き破ってたんぽぽが顔を出してもおかしくない程度に暖かく明るかったので、人々は冬眠を終えた熊のようにのんきに見えた。 新型コロナ…

かしこさ

電車の中に犬がいた。 ラブラドールレトリバーで、青い雨合羽を着ていた。 犬は人間たちの足元で伏せていた。 しっぽがぴんと伸びたままになっていた。 ドアが開き、人間たちの何人かが電車を降りた。 犬は一度立ち上がり、再び伏せた。 乗客の何人かは犬を…

シーソー

天使or悪魔のバランスを欠いている時には、はっきりと墜落している感覚が架空性足の裏に伝わっており、おそらく傾きが零 -ZERO-の地面に対して視線は仰角45度でロックされていたので、視野狭窄を起こしているのは瞳ではなく、瞳を司る意思の方、つまりいわ…

一日

給料日を過ぎていた。 軽い気持ちで銀行に向かいATMを操作して時間と体力と気力とを引き換えに手に入れた小銭を機械にお願いして財布にしまいながら、財布Bと財布Cに振り分けるべき金額を計算して昼飯には何を食べようか一生懸命考えなければ食べたい物…

はたちの雑談

今週のお題「二十歳」 ハローハローこんにちはこんばんはおはようございま~す、おはようございま~す、私しみです、私清水ございます、、しみしみしみしみ染み込ん。 今日は楽しく雑談をしますね、雪山とは、楽しいものなのだ、と僕はわかったのだな。だから…

はたちの文

今週のお題「二十歳」 はたちのころは、よくお酒を飲んでいた。 サントリーのREDや、ビーフィーターを、ガラスのコップに入れてぐいぐい飲んだ。 ジンはロックで飲むと夏にぴったりで、きりりとする。青い果物に渋くて、乾いた味がする。 お酒を飲みなが…

初詣の雑談

ハローハローびっくり、こんにちはこんばんはおはようございます愛をください夢を見なさい笑いなさいわかめ、、かつしじみ。 夜勤明けの朝ですぞ。気持ちがいいね、神保町の古書店は、カレーの匂いする。見慣れない若者たちが、銀杏並木を闊歩する。成城石井…

雑談のはじまり

ハローこんにちはこんばんはわかめ、味噌汁、真理です。真理です。4名です。44私です。清水です。 今日は、雑談をします。雑談を楽しくするのです。色 雑談と言うのは、日記ではなく、雑記ではなく、エッセイではなく、雑談でございます。 雑談と言うからに…

悪意と誇り

おそらく秋で、天気は雨で、午後四時くらいだったと思う。 ひとりきりの部屋でゲームをしていると、玄関の戸が開く音が聞こえた。 父は出張に出ていたから、母か姉が帰宅したのだろう。 居間に向かって開かれた自室の戸を見ていると、予想通り姉が現れた。 …

それはただの心配性

それは大丈夫だよししみさん、全然大丈夫。心配するだけ無駄というものだよ。何しろまだ一度も誰も怪我をしていないのだからね、と言う人の尻拭いを何度かして、あるいは被害を被ってみて思うんだけれど、大丈夫だよと根拠もなく言う人は、他者に危害を加え…

想像

赤ん坊があまりにも激しく泣きわめいている車中、足を広げて眠る茶髪のサラリーマン、手で口を隠して歯磨きをはじめるおばさん、日章旗のペイントがしてある日本軍のヘルメットをかぶった変な人、窓ガラスに映る疲れた顔の何者か、等を認識した時、頭の中の…